飯豊連峰前衛 焼峰山(1,085.8m) 会山行(がんばり登山)

GPSLOG 清水釜からの廻りこみ 付近のLOG 3日12時天気図
3日12時衛星写真 うぐいす平の少し下 清水釜に着いた 清水釜に戻る
焼峰山山頂で記念撮影  写真は上條さんから頂きました。




日 時 平成18年12月3日(日)
参加者 下越山岳会・ゲスト1名(総員20名)
担 当 榎本さん
行き先 飯豊連峰前衛 焼峰山 (1,085.8m)
天 候 雪〜吹雪
気 温 3日 午前6時〜午後17時 1.4度〜4.1度 新潟(時間の経過とともに気温が下がる)
    現地・・焼峰山山頂 −6℃(手元寒暖計)
湿 度 新潟53%〜90%
風 速 3M〜7M
風 向 北西〜南南西
目 的 会山行(がんばり登山)
ウインドプロファイラ 1KM:西11m 2KM:西12m 3KM:西23m:4KM西24m(12月3日12時 新潟)
装 備 積雪期低山日帰
登はん用具:なし 雪山装備としてWストック
ナビ用品:地図・シルバコンパス・GPS
防寒具:なし(カッパで代用・フリース)
飲み物:ポカリスエット500ML×1・水500ML×1
食料品:握り飯4個 ハイカロリーぜリー2個 インスタントラーメン1個
残 量:ハイカロリーぜリー2個
その他 なし

コースタイム 事柄 備考
06:05分 五十公野出発
06:40分 駐車場着
06:50分 駐車場出発。雪はほんの僅か(250M)
07:57分 休憩 ウグイス平の少し下(570M)
09:30分 清水釜(870M)
11:56分 焼峰山 山頂着(1,085.8M)

12:11分 焼峰山 山頂発
12:40分 清水釜着(870M)着(大休止 ランチタイム)
13:58分 清水釜着(870M)
15:20分 登山口
15:25分 駐車場
16:30分 集合場所 解散

データ
TP積算距離    8.10KM
TP移動時間    3時間54分
移動平均速度    2.1KM
全体平均速度    1.1KM
総上昇量      905M
以上GPSデータ

概要

私が所属している下越山岳会の恒例、「がんばり登山」その昔、12月の天候の悪い時に難儀しながら焼峰山に登った事が始まりと聞いた。昨年とは異なり当に「がんばり登山」らしい日になった。

朝5時少し前に起床して、外を眺める。道路も空も真っ黒だ。雪ではなく雨だ。おかしいなあ〜?今朝には冷えていても、よい筈だが案外冷えていない。軽く食事を摂り、コンビニに寄り集合場所へ。

集合場所に着くと沢山の方々が集合している。例年この「がんばり登山」は参加人数が多いようである。参加者も多少入れ替わりがあったようだが、大人数で集合場所から出かける頃に、チラホラと空から白いものが落ちてきた。初雪だ。

登山口に着くとうっすらと雪が積もっていた。準備をして出発する。長い隊列の後ろから着いて行く。どうしてもシーズン初めなので一枚余計に着てしまう。半袖Tシャツに長袖のアンダー、カッターシャツに合羽の組合わせ。
カッターシャツか長袖のアンダーどちらかが不要だった。汗をかかない様にユックリ目に歩く。ウグイス平の少し手前で休憩。
この辺から雪が少し多くなるがまだ、ワカンを使う程ではない。清水釜の少し手前で雪が深くなりワカンを着けて歩く。
清水釜で休憩を取り、付近を眺めるが夏道の姿は判らない。降雪により木々がしなり、夏道を塞いでいる。仕方ないので下越のブッシュマンこと、榎本さんが清水の北側から取り付いて東から南へと廻り込む事とした。
清水釜から修蔵峰まで、夏道なら小1時間というところか。ところが藪&ラッセルでとんだ時間を食うことになる。藪をトップで進む番が廻ってきた。Wストックにワカンが邪魔になる場面も出てくる。がこれは、やむを得ない事。

修蔵峰を越えてトラバースの途中でトップを代わり泳ぐ様に登る。斜面の雪をストックを横にして、崩して膝で抑えて足場する。
傾斜が一段落したところで、交代。腿がパンプしているし、心臓バクバクでハアハアの状態となる久しぶりの深雪ラッセルでした。その後も交代でラッセル。ネオプレーンのグローブを使っていたが指先がジンジン痛んできた。汗をかいて冷えてきたのだ。ネオプレーン製の手袋は風を通さないが、汗をかく。グローブを外すと指はビッショリだ。多分、こうなるだろう予想していたので、厚手のフリースの手袋にオーバーミトンに代える。暖かくなった。予想通りの結果だ。やはり夏場とは違い冬山には専用の道具しか通用しないのか。と妙に納得。

山頂への急登は上條さんが行く。久々に腿が震えたとの事。吹曝しの山頂で記念撮影をして皆さん、脱兎の如く清水釜目指して下る。上條さん、私、坂詰夫妻はそんなに慌てて降りなくてもねえ。と写真を撮った。
上條さんからリンゴを頂いたが冷たくてジュースの様な美味しさだった。山頂の気温は−6℃位。西よりの風が時折強く吹く。気温より寒く感じる。下で濡れたストックのストラップループもガチガチに凍っている。
二王子岳に向かっているHZUさんにコールを出してみたが、三王子より下部は高知山の陰になるので無線が効かないかもしれない。

下りをテコテコと降りて清水釜。清水釜の気温は−3℃位。風が当たらないだけ楽チンだ。雪山は、本当に登りと下りで本当に大きく時間が異なる。清水釜へ着くと食事だ。ツエルトを2張り簡単に雪避けに張り食事とする。
沢山のご馳走がでてくる。皆様ありがとうございました。出発時間ギリギリまで食事を楽しみ下山する。

ウグイス平で少し休憩。周りを眺めると朝より確実に雪が増えている。杉林に入ると雪がグッと少なくなり林道に出た。集合場所に移動して清算して解散。

転勤で金沢の地におられる坂場さんも参加されて元気そうな姿を見ることができました。また、斉藤先生も健脚なところを披露してとても良い「がんばり登山」でした。けれど天気が悪くて一番嬉しそうなのはOPLさん(高橋前会長)だったような気がします。




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